2012年10月08日

約束は守るべきか

約束と言うと守るものだというのが基本的な考え方だと思います

日本人は法の観点と同じく倫理、道徳的な観点からもこういった考え方が来ています



ところが英米法においては、約束事に拘束力を持たせるには役因が必要となります
約因とは、一方が約束を守ることに対する見返りがあるかどうかということです
例)
@ジュースおごるから帰り送って→約因(見返り)あり
Aパチンコ勝ったから飯おごるわ→約因(見返り)なし


――【追記】――――――――――――――――――――――――――――――――――
上の例について追記します

@では「ジュースをおごる」見返りとして「帰りを送ってもらう」約束です
仮に電車で帰宅する予定だったとして、送ってもらえればより安く、早く、楽に帰宅できます
なので「ジュースをおごる」側には約束を守るメリット(約因)があります

しかしAでは役因はありません
「飯をおごる」側が約束を守ったとして、「おごったから○○してもらえる」などという約束はないからです
約束が守られおごってもらった側としては当然うれしいので、心象や評価は上がるでしょう
結果的にはそれがメリットと言えなくもありません
しかし下記にもあるように、道徳的な観点は約因にはならないとされています
なのでやはりこの約束には約因がない、ということになります
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――



つまり約因、見返りがない約束は守る必要がないということです
また道徳的な観点も約因にはならないとされています
あぁもちろん約因がなくとも捺印、書面があれば問題はありませんが



英米法系国民は、当然ですがその法に強く影響を受けています
契約においても、自分の利得が見込めれば契約を破棄する場合が多いです

日本人は「なんか相手に悪いかな」と気後れしそうですが、彼らにはそういったものがありません


文化や宗教は勿論、法によっても人々の考え方は違っているんだなと実感しました


posted by きるぼる at 10:14| Comment(0) | 社会一般 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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