2012年02月29日

第1問(第127回)

1)増資に当たって1株につき80000円で新株を発行した。但し、定款に記載された発行可能株式総数は4000株であり、会社設立時に1000株発行していたので、今回は発行可能な株式数の上限まで発行し、その株全てについて引き受け、払い込みを受けた。払込金は当座預金とし、会社法における最低限度額を資本金に計上した。なお、増資のために要した手数料3000000円は現金で支払った。


株式発行の処理の問題です。(→参照


今回発行している株式数は3000株なので、発行し当座預金とした金額は、
@80000円×3000株=240000000円  です。

また、「会社法における最低限度額を資本金に計上した」とあります。
会社法における最低限度額は、払込金の2分の1なので、
・払込金の半額を、資本金勘定で
・もう半分を、資本準備金勘定を使って処理します。

また、増資時の手数料は、株式交付費勘定を使います


当座預金 240000000|資本金    120000000
                |資本準備金 120000000
株式交付費  3000000|現金       3000000





2)得意先に商品(原価200000円、売価300000円)を毎月末均等額払いの6ヶ月月賦の条件で売り渡した。なお、当社は割賦販売において、販売基準を採用している。


割賦販売の処理の問題です。


「割賦販売において、販売基準を採用している」とあります。
販売基準では、商品を引き渡した時に割賦売上を計上します


売掛金 300000|割賦売上 300000





3)A商店を現金5000000円で買収した。買収した際の資産および負債は、受取手形2400000円、商品3000000円、および買掛金1600000円であった。


企業買収の処理の問題です。(→参照


買収した企業の仕訳をそのまま取り入れます。
ただし、入ってきた商品は仕入勘定を使って処理します

貸借の差額は、のれん勘定を使います


受取手形 2400000|買掛金 1600000
仕入    3000000|現金   5000000
のれん  1200000|





4)額面総額10000000円の社債(利率年3,65%、償却期間5年)を額面100円につき98円で発行し、受け取った払込金は当座預金とした。なお、社債発行に際してかかった諸経費400000円は現金で支払ったが、当社としてはこれを繰延資産として処理する。


社債発行の処理の問題です。(→参照


発行し、受け取って当座預金とした金額は、
10000000円÷@100円×@98円=9800000円

また、社債発行にかかった諸費用は、社債発行費勘定を使います


当座預金  9800000|社債  9800000
社債発行費  400000|現金   400000





5)第122回と同様につき省略

posted by きるぼる at 23:19| Comment(0) | 日商2級 過去問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月28日

第1問(第126回)

1)かねて振り出していた約束手形200000円について、得意先の倒産により支払期日までに資金を用立てることが難しくなったため、手形の所持人である大分商店に対して手形の更改を申し入れ、同店の了承を得て、旧手形と交換して、新手形を振り出した。なお、支払期日延長に伴う利息4000円は現金で支払った。


手形の更改の処理の問題です。


手形の更改では、借り方貸し方両方にに同じ勘定を計上します
嘘くさいですが本当です。


支払手形 200000|支払手形 200000
支払利息   4000|現金      4000





2)火災により消失した建物(取得原価8000000円、残存価額は取得原価の10%、耐用年数20年、定額法により償却、間接法により記帳)に関し請求していた保険金2600000円について本日支払う旨の連絡を保険会社から受けた。当該建物は、8年4月1日に取得したもので、22年8月31日に火災があり、火災発生日現在の簿価の全額を見決算勘定に振り替えていた。なお、当社の決算は3月31日であり、減価償却は月割計算で行っている。


未決算の処理の問題です。


「火災発生日現在の簿価の全額を見決算勘定に振り替えていた」とあります。
この未決算勘定の金額をはっきりさせるために、
火災で失った建物の減価償却累計額と減価償却費をもとめます

・減価償却累計額
8000000円×90%÷20年×14年=5040000円

・減価償却費
8000000円×90%÷20年÷12ヶ月×5ヶ月=150000円


以上より、保険金を請求した時の仕訳は次のようになります。

建物減価償却累計額 5040000|建物 8000000
減価償却費        150000|
未決算          2810000|


未決算勘定の金額がわかったので、解答の仕訳を行います。
なお、この時点ではまだ連絡を受けただけなので、未収金勘定を使います

未収金  2600000|未決算 2810000
火災損失  210000|

保険金でまかなえない分は、火災損失とします





3)本日、かねてより商品販売の委託を受けている名は商店が取り組んだに為替手形150000円を取引銀行から呈示されたため、これを引き受け、貨物代表証券(名は商店の仕入原価200000円、売価250000円)を受け取った。なお、販売を委託された商品は未だ到着していない。


受託販売の処理の問題です。(→参照


呈示された荷為替手形を引き受けた場合、支払手形勘定を使います


受託販売 150000|支払手形 150000





4)第118回と同様につき省略





5)関西物産株式会社の神戸支店は、神戸支店の負担の広告宣伝費48000円を京都支店が立て替え払いした旨の連絡を本店から受けた。なお、同社は本店集中計算精度を採用している。


本支店会計の処理の問題です。(→参照


本店集中計算制度の場合は、本店を経由したと考えて取引します

一連の処理を各視点から見ると、

<京都支店の仕訳>
 本店 48000|現金など 48000

<本店の仕訳>
 神戸支店 48000|京都支店 48000

<神戸支店の仕訳>
 広告宣伝費 48000|本店 48000  となります。


posted by きるぼる at 20:40| Comment(0) | 日商2級 過去問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月27日

第1問(第125回)

1)決算日において、当年度に属する役員賞与300000円を見積もり計上する。なお当社は、株主総会において役員賞与の支給に関する議案の承認を受けることとしている。


役員賞与引当金の処理の問題です。


役員賞与引当金繰入 300000|役員賞与引当金 300000





2)売買目的で所有していた社債(額面4000000円、取得原価4010000円、取得日19年4月1日、満期日24年3月31日、年利率3,65%、利払い日3月31日と9月30日の年2回)の半分を21年10月20日に@101円で売却した。代金は端数利息を含め当座預金に振り込まれた。なお、前年度の決算日においてこの社債の時価は、@100,4円であった。当社は、売買目的有価証券の会計処理方法として、時価法(切り離し法)を採用している。


売買目的有価証券の売却の問題です。(→参照


「前年度の決算日においてこの社債の時価は、@100,4円であった」
と、前年度の決算で評価替えがされているので、売却した有価証券の価額は、
2000000円÷@100円×@100,4円=2008000円  となり、

この有価証券の売却額は、
2000000円÷@100円×@101円=2020000円  となります。


また、端数利息は、
売却した直前の利払い日の翌日(10月1日)〜売却した日(10月20日)の分を考えるので、
2000000円×3,65%÷365日×20日=4000円


この端数利息と売却額を合わせたものが当座預金となります。


当座預金 2024000|売買目的有価証券 2008000
              |有価証券利息       4000
              |有価証券売却益    12000





3)決算日において、すでに買掛金の支払いとして処理されていた小切手100000円が見渡しであることが判明した。


当座預金の修正の処理の問題です。(→参照


見渡小切手なので、こちらで修正します。


当座預金 100000円|買掛金 100000円





4)備品10台(@500000円)を購入し、割戻し額120000円を控除した残額を小切手を振り出して支払った。


固定資産の購入の処理の問題です。


購入代金から割戻し額を控除します


備品 4880000|当座預金 4880000





5)かねて販売と代金回収の委託を受けていた商品20個(売価@80000円)のうち、本日12個を販売し、代金は掛けとした。なお当社は、販売価額の15%を販売手数料として受け取ることとなっており、販売のつど収益を計上する。


受託販売の処理の問題です。(→参照


12個を販売したので、販売代金は、
@80000円×12個=960000円  となります。

このうち15%を受取手数料として処理します。
96000円×15%=144000円

なお、自店の商品ではないので、売上とはせずに受託販売勘定を使います


売掛金  960000|受託販売   960000
受託販売 144000|受取手数料 144000



posted by きるぼる at 22:36| Comment(0) | 日商2級 過去問 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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