2012年01月31日

等級別総合原価計算

【等級別総合原価計算】

複数の同じタイプの製品(サイズ違いなど)を作る場合に使う計算方法。

(関連事項:→総合原価計算→単純総合原価計算→組別総合原価計算


例)当社では製品Aおよび製品Bを生産しており、等級総合原価計算を使用している。月初仕掛品が300個(進捗度60%)あり、当月中に原材料が1000個投入され、月末には完成品1100個(うち製品A600個、製品B500個)と仕掛品200個(進捗度40%)が製造された。月初仕掛品の原材料費は90000円で、加工費は80000円であった。当月中の製造費用は、原材料費が313000円で、加工費は451000円であった。また、両製品の等価係数は、製品Aが1、製品Bが0,4と算定されている。完成品総合原価と各製品の単位原価を計算せよ。なお、原価配分は平均法とする。


月末仕掛品原材料費=(90000円+313000円)×200個÷(1100個+200個)=62000円

月末仕掛品加工費=(80000円+451000円)×200個×40%÷(1100個+200個×40%)=36000円

月末仕掛品原価=62000円+36000円=26000円


完成品原価=90000円+313000円−62000円=341000円

完成品加工費=80000円+451000円−36000円=495000円

完成品原価=341000円+495000円=836000円


・製品A600個×等価係数1=600
・製品B500個×等価係数0,4=200
※問題にある個数をそのまま使わず、等価係数を使って積数を出す。

製品A原価=836000円÷(600+200)×600=627000円
製品A単位原価=627000円÷600=@1045円

製品B原価=836000円÷(600+200)×200=209000円
製品B単位原価=209000円÷500=@418円


最後に単位原価を出す時は、等価係数をかけていない元々の個数で割ります。




posted by きるぼる at 18:39| Comment(0) | 日商2級 工業簿記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

組別総合原価計算

【組別総合原価計算】

1つの生産設備で、複数の異なる製品を作っている場合に使う計算方法。
問題の指示に従い、組直接費と組間接費をそれぞれの製品に配布する。

(関連事項:→総合原価計算→単純総合原価計算→等級別総合原価計算



例)当社では製品Aおよび製品Bを生産しており、組合総合原価計算を使用している。以下の各データを参照し、月末仕掛品原価、完成品単位原価を計算せよ。なお、原価配分は先入先出法とする。


<製品Aの生産データ>
・月初仕掛品―400個(進捗度:全体の5分の4) ・当月投入数―900
・月末仕掛品―300個(進捗度:全体の5分の2) ・完成品数―1000個

<製品Bの生産データ>
・月初仕掛品―300個(進捗度:全体の5分の3) ・当月投入―1900
・月末仕掛品―400個(進捗度:全体の5分の1) ・完成品―1800個


<製品Aの原価データ>
・月初仕掛品原材料費―74000円 ・月初仕掛品加工費―89200円
・当月原材料費―189000円

<製品Bの原価データ>
・月初仕掛品原材料費―90000円 ・月初仕掛品加工費―79200円
・当月原材料費―456000円


※当月加工費は826000円であり、加工費は組間接費として扱う。組間接費は、各製品の加工時間を基準に配賦する。当月の加工時間は次の通り。
・製品A―12400時間 ・製品B―28900時間



以下解答)
組間接費の配賦
・製品Aの当月加工費=826000円÷(12400時間+28900時間)×12400時間=248000円
・製品Bの当月加工費=826000円÷(12400時間+28900時間)×28900時間=578000円


<製品Aについて>

月末仕掛品原材料費=189000円×300個÷(1000個+300個−400個)=63000円

月末仕掛品加工費=248000円×300個×40%÷(1000個+300個×40%−400個×80%)=37200円

月末仕掛品原価=63000円+37200円=100200円


完成品原材料費=189000円+74000円−63000円=200000円

完成品加工費=89200円+248000円−37200円=300000円

完成品原価=200000円+300000円=500000円

完成品単位原価=500000円÷1000個=@500円


<製品Bについて>

月末仕掛品原材料費=456000円×400個÷(1800個+400個−300個)=96000円

月末仕掛品加工費=578000円×400個×20%÷(1800個+400個×20%−300個×60%)=27200円

月末仕掛品原価=96000円+27200円=123200円


完成品原材料費=90000円+456000円−96000円=450000円

完成品加工費=79200円+578000円−27200円=630000円

完成品原価=450000円+630000円=1080000円

完成品単位原価=1080000円÷1800個=@600円

posted by きるぼる at 16:13| Comment(0) | 日商2級 工業簿記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

単純総合原価計算〜平均法、先入先出法

【単純総合原価計算】

前月からの繰り越し分である月初仕掛品がある場合、平均法か先入先出法で処理する。

(関連事項:→総合原価計算→組別総合原価計算→等級別総合原価計算


【平均法での処理】

例)月初仕掛品が200個(進捗度80%)あり、当月中に原材料が1100個投入され、月末には完成品1000個と仕掛品300個(進捗度40%)が製造された。月初仕掛品の原材料費は48200円で、加工費は29440円であった。当月中の製造費用は、原材料費が250800円で、加工費は183360円であった。完成品総合原価、月末仕掛品原価、完成品単位原価を計算せよ。なお、原価配分は平均法とする。


月末仕掛品原材料費=(月初仕掛品原材料費+当月原材料費)×月末仕掛品数÷(完成品数+月末仕掛品数)

(48200円+250800円)×300個÷(1000個+300個)=69000円

月末仕掛品加工費=(月初仕掛品加工費+当月加工費)×月末仕掛品完成換算数(月末仕掛品数×進捗度)÷(完成品数+月末仕掛品完成換算数)

(29440円+183360円)×300個×40%÷(1000個+300個×40%)=22800円

月末仕掛品原価=69000円+22800円=91800円


完成品原材料費=月初仕掛品原材料費+当月原材料費−月末仕掛品原材料費

48200円+250800円−69000円=230000円

完成品加工費=月初仕掛品加工費+当月加工費−月末仕掛品加工費

29440円+183360円−22800円=190000円

完成品原価=230000円+190000円=420000円

完成品単位原価=420000円÷1000個=@420円



【先入先出法での処理】

例)月初仕掛品が200個(進捗度80%)あり、当月中に原材料が1100個投入され、月末には完成品1000個と仕掛品300個(進捗度40%)が製造された。月初仕掛品の原材料費は48200円で、加工費は29440円であった。当月中の製造費用は、原材料費が250800円で、加工費は183360円であった。完成品総合原価、月末仕掛品原価、完成品単位原価を計算せよ。なお、原価配分は先入先出法とする。


月末仕掛品原材料費=当月原材料費×月末仕掛品数÷(完成品数+月末仕掛品数−月初仕掛品数)

250800円×300個÷(1000個+300個−200個)=68400円

月末仕掛品加工費=当月加工費×月末仕掛品完成換算数÷(完成品数+月末仕掛品完成換算数−月初仕掛品完成換算数)

183360円×300個×40%÷(1000個+300個×40%−200個×80%)=22920円

月末仕掛品原価=68400円+22920円=91320円


完成品原材料費=48200円+250800円−68400円=230600円

完成品加工費=29440円+183360円−22920円=189880円

完成品原価=230600円+189880円=420480円

完成品単価=420480円÷1000個=@420,48円

posted by きるぼる at 14:58| Comment(0) | 日商2級 工業簿記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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